モノクロNoteAir3及びカラーNoteAir3Cの地色を比較してみました
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今日はモノクロ電子ペーパーのNoteAir3と、カラー電子ペーパーのNoteAir3Cの地色を比較したいと思います。地色とは、赤や青などの具体的な色ではなく、電子ペーパーの背景色の部分となります。いわゆる電子ペーパーの白とされる部分ですね。
お客様からの問い合わせの中で、「モノクロモデルとカラーモデルを比較すると、カラーモデルの方はどの程度暗いですか?」といったご質問をよくいただきます。
ただそのお答えとしては、「1段階ほど暗く感じます。」といったお答えしかできませんでした。そのため、今回はカラーチャートを用いた上で具体的な数字として紹介します。
新配色カード199a
今回は客観的な色を測定するために、新配色カードを用意しました。カラーコーディネーターの検定試験でも使用されるそうです。このカードは無彩色の色が16段階に分かれており、Black(Gy1)とWhite(Gy10)、その間はGy2.0~Gy9.0の14段階で表示されています。
新配色カード199a|日本色研事業株式会社|JAPAN COLOR ENTERPRISE CO.,LTD (sikiken.co.jp)
完全な黒、完全な白というのは表現ができませんが、便宜的にコピー用紙と同じ白色度(%表示)で表してみます。一般的なコピー用紙は85%ほどの白色度で、再生紙が70%、新聞紙だと55%程度の白色度になるそうです。
BOOX NoteAir3の背景色Gy6.5(白色度換算65%)
実際に測ってみると、Gy6.5すなわち白色度換算65%と表示されています。
すなわち新聞よりは背景が白に近くなります。そのため、モノクロモデルは(新聞と比較すると)明るく感じられる方もいるのではないかと思われます。
BOOX noteAir3Cの背景色はGy5.5(白色度換算55%)
カラーディスプレイは暗い、と言われることがあります。これはカラーフィルターの層があるためですが、これは白色度55%の新聞と同程度であるため、「カラー電子ペーパーは暗い。」感じる方がおられるのではないでしょうか。
Gy5というのは白と黒の中間でグレーになります。グレーよりちょっと白いのが電子ペーパーカラーディスプレイの背景の色です。
結論:カラーモデルは10%程度暗い
これが結論となります。
今回の内容というのは、明るい場所やフロントライトを使用すれば解決できること、また実際に目で読み取る情報というのは、黒で表示された文字であり背景ではないため、集中したり比較しなければ気にならない部分ではないでしょうか。
ただし、新聞が読みにくいと感じる人、すなわちコントラストが低く細かい字が読みにくい人にとってはモノクロモデルを選ぶ方がよいでしょう。画像は上がモノクロモデル、下がカラーモデルです。
最後に:パネルによって細かな違いがあります
今回、NoteAir3シリーズで比較を行いましたが、NoteAir3は書き心地をよくするフィルムの関係上やや暗く感じます。ちなみにPalmaやPageはGy7(白色度70%)になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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